Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

プロジェクトを変える 12 の知恵 影山 明

2020年10月29日

『プロジェクトを変える 12 の知恵――ケンブリッジファシリテーション――』(影山 明,日経 BP 社,2011年11月15日)を読了。

プロジェクト・ゴールとは,そのプロジェクトで達成したいことを簡潔に表現したものです。プロジェクト・ゴールがはっきり定義されていないプロジェクトは絶対に成功しません。原理的に成功できないのです。

一方の CSF(主要成功要因)とは,プロジェクト・ゴールを達成するために必要不可欠な要素のことです。「これなしに成功はありえない」というものです。(位置 No. 120)

プロジェクト・ゴールを簡潔に表現することから始める。

  1. 自分の役割を深く理解する
  2. 自分で発言することにより,コミットメント(達成への約束)の意識が高まる
  3. 本人の理解が正しいかどうか,周りのメンバーがその理解度を把握することができる(位置 No. 379)

プロジェクトについて,自分が理解していることを発言すれば,周りのメンバーに理解度を伝えることができる。

「100 % やり切る」――それって本当に必要なことなのでしょうか。もし 100 % を求めず 80 % の成果で良いとすれば,もしかすると 20 % の時間で達成できるかもしれません。これが「80・20」の考え方です。「80・20」を基準にすれば,プロジェクトへの取り組み方や進め方は大きく変わってきます。(位置 No. 1578)

精度と時間のバランスを考えて,最大限のパフォーマンスを発揮できるようにする。

ケンブリッジでは,プロジェクトを始めるときに,グラウンド・ルールを決めます。このグラウンド・ルールには一つだけ約束ごとがあります。それは,最後のルールを「Have Fun!」にすることです。つまり,「仕事を楽しむ」ということを決めるのです。このことは,ケンブリッジの行動規範である「ケンブリッジ・マジック」で決められています。(位置 No. 2327)

楽しくなければ仕事ではない。
『憂鬱じゃなければ,仕事じゃない』という本もあるが。

”FROGBB” とは,ケンブリッジがお客様にサービスを提供する上での行動規範のことで,「Fast(迅速に)」「Right(正しく)」「Open(オープンに)」「Guaranteed(成果を保証)」「Business Case(お客様のビジネス中心)」「Behavioral Focus(誠実に)」の 6 つを表しています。これらの頭文字を並べると,”FROGBB”になります。(位置 No. 2459)

 迅速に,正しく,オープンに,誠実に,は私も真似したい。
行動規範は ”FROB” とすればよいか。