2020年10月12日作成
『デジタル変革を前進させるベイカレント流 7 つのポイント DX の真髄に迫る』(ベイカレント・コンサルティング監修)を読了。
データとビジネス課題をつなぐユースケースリーダーを現場側から育てる(p. 11)
データサイエンティストの歯車と現場の歯車を嚙合わせる存在。
DX or Die
企業はトランスフォームしなければならない(p. 33)
新しい時流にとりあえず乗っているだけでは,トランスフォームできない。
複雑な基幹システムを刷新するには多くの時間とコストが必要となる。世の中の事例を見ても 5 年以上の期間や数百億円以上のコストをかけている企業は多いが,その中には頓挫した事例や,当初想定していた期間を大幅に延伸しなければならなくなった事例もある。(p. 47)
私が勤めている会社における基幹系システム刷新も,上記のような事例に加えられないようにしたい。
費用対効果を求めすぎてしまうことも懸念材料だ。レガシー刷新は,直近のリスク回避や将来の「攻めの IT」に対する準備という目的もあるため,定量的な効果だけでは判断できないことが多い。(p. 48)
費用対効果だけでなく,レガシー刷新がもたらす価値も示す。
データ活用を進めたいという声をよく耳にする。しかし,レバレッジを利かせる第一歩をうまく踏み出せていない企業が多いのではないだろうか。最大の要因は,デジタル部門においてデータレバレッジの第一歩目を任せる人材を間違っていることにある。自社ビジネスへの深い理解と,データを操るスキルを兼ね備えた稀有な人材でなければ,ファーストペンギン*1には到底なれない。(p. 90)
ファーストペンギンに俺はなる。
Think!別冊 DXの真髄に迫る: デジタル変革を前進させるベイカレント流7つのポイント (シンク!別冊 No. 10)
- 作者:ベイカレント・コンサルティング
- 発売日: 2020/09/26
- メディア: 大型本
*1:群れの中から最初に海へ飛び込むペンギンのこと。しなわち,リスクを恐れず初めてのことに挑戦する精神の持ち主を指す。