2020年9月22日更新
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』(名和 高司,ディスカヴァー・ツゥエンティワン,2018年7月15日)を読了。
「問題解決」は,いわば総合芸術のようなものだ。(中略)
さらに,「問題解決」というのは,アカデミックに解くというより,実戦で解くものだ。(位置 No. 180)
問題解決力を高めるには,実戦をこなしていくしかない。
全員が力を合わせて,現状を打破しようという意思を持つためのストーリーが不可欠
ロジックだけではなくて,ひとりひとりの意思に訴え,感情に訴え,動機づけていく(位置 No. 265)
ストーリーがなければ,全員が力を合わせることはできない。
科学者は,必ず仮説を持ったうえで,現象を観察する(位置 No. 427)
仮説を持ち,現象を観察する。
意思決定とは,限られたリソースの中で何かを選ぶことだ。それはとりもなおさず,それ以外の多くを捨てる選択をすることでもある。トヨタの豊田章男社長は,「決断」とは「断ずる」(やめる)ことを「決める」ことだと語る。けだし,名言である。(位置 No. 854)
決断とは,「断ずる」ことを「決める」こと。
最初の構造化で,本質的な課題に到達することは,ほとんどない。構造そのものを何回も作っては壊し,再構成してみる必要がある。(位置 No. 1206)
スクラップ&ビルドで,本質的な課題に到達できるように構造化する。
「暁のソリューション」というフレーズがマッキンゼー内で流行っていたことがあった。一晩中考えに考え,悩んだ末,夜が明ける頃に答えが見えてくるというわけだ。(位置 No. 2564)
「暁のソリューション」を体験してみたい。
人が動く大きな動機は三つある。達成感,危機感,使命感だ。(位置 No. 2601)
達成感,危機感,使命感のどれに訴えかけるか。
不完全なうちから商品をどんどんマーケットに出して,マーケットの反応を見ながらどんどん商品を進化させていくやり方が,現代のように先の見えない時代の商品開発のあるべき姿だといわれている。
これこそが,「トライ・アンド・ラーン」を基軸としたリーン・スタートアップという手法の狙いでもある。(位置 No. 3436)
スピード感を持って,物事に取り組んでいく。
洞察力を鍛える三つの I(位置 No. 3787)
三つの I を意識して,洞察力を鍛えていく。
共感力を養う三つの S(位置 No. 3796)
- シンプル(Simple)
- スパイス(Spicy)
- ストーリー(Story)
シンプルで,スパイスをきかせたストーリーを語れるようになる。