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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

まんがで読破 カラマーゾフの兄弟

2020年8月25日更新

『まんがで読破 カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキーイースト・プレス,2008年2月1日発行)を読了。

子どもはひとりだけなら天使のように純粋です
しかし大勢になると容赦を忘れる… (p. 103)

天使のように純粋だからこそ,何かに染まってしまうと恐ろしい存在になる。

気にするな……

毒蛇と毒蛇の喰らい合いじゃないか (p. 193)

毒蛇と毒蛇は喰らい合う。
それを気にしていても仕方がない。

星たちはいつでも同じように美しく輝いています…

僕たちはそこに神秘を感じずにはいられないのです

過去も未来も遠く離れた人も…同じ星空を見て同じことを感じるのでしょう

神秘とは何も特別なことではないのです (p. 280)

神秘とはそこにあるもの。
星たちの輝きも神秘。

己の愚かさに気付かないから腐敗した支配者を生み
腐敗した支配者が愚かな民を生む悪循環
正しい指導者が人民を救わなければならないんだ! (p. 287)

現代の日本のことを言っているのだろうか。
正しい指導者は一体どこにいるのか。

人々に気づかせるんだ!神の無力さに!帝政の間違いに!
しかし人は信じるものを簡単には捨てられない…
だからこそ我々の手で救わなければならない!
あらゆる不幸と悪を廃絶し…すべての人民が平等に暮らす…
新たな国を作るんだ!!(p. 296)

すべての人民が平等に暮らす新たな国は誕生しただろうか。
そもそも,平等とは一体何か。どこまで同じであることを求めるのか。

カラマーゾフの兄弟―まんがで読破

カラマーゾフの兄弟―まんがで読破