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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

1 日 1 ページ,読むだけで身につく世界の教養 365

2020年7月23日更新

『1 日 1 ページ,読むだけで身につく世界の教養 365』(ディヴィッド・S・キダー,ノア・D・オッペンハイム,文響社,2018年4月27日)を読了。

ソクラテス以前の哲学者たちは,実在するものの根本的な本質は,通常目にしている姿つまり現象とは大きくことなっていると思っていた。(『現象と哲学』)

 根本的な本質とは,いったい何だろう。

 国民を支配する法律を為政者が勝手に変えてはならないという考えは,革命的な発想だった。法の支配を尊重する態度は,今も優れた政治に欠かせない基本的な特徴のひとつであり続けている。(『ハンムラビ法典』)

法の支配を尊重する態度,それが実現できていない国はいくつか思い浮かぶ。

ライプニッツは何事にも理由があると思っていたから,神が世界をほかでもない現在のような形に創造することを選んだ理由があるはずだと考えた。そして,それはこの世界が存在しうるあらゆる世界の中で最善の世界だからだと主張した。(『ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ』)

この世界が作られたことの意味は何か。
本当に,この世界は最善の世界なのか。

認識論とは,知識を扱う哲学の一分野だ。プラトンにまでさかのぼる認識論が,おもに目指しているのは,知識とは何かを正確に定義することである。伝統的に哲学者たちは,知識とは「正当化された真なる信念」だと定義している。(『認識論』)

知識を高めていきたいと思っていたが,知識とは何なのかは,あまり考えていなかった。
「正当化された真なる信念」とは,一体何を言わんとしているのか。

ニーチェの思想でもうひとつ重要なのが「永劫回帰」の思想――世界は永遠に同じ姿を繰り返すという考え――だ。永劫回帰により,私たちはひとりひとりが,ほんの些細なことに至るまで今とまったく同じ人生を,何度も繰り返し生きることになる。ニーチェは,これを試練と捉え,人生のありとあらゆる瞬間を,たとえそれがどれほど無価値で,どれほど屈辱的であったとしても,未来永劫繰り返すだけの意志を持つ人間とは,どのような人であろうかと問いかけている。(『フリードリヒ・ニーチェ』)

生きていくことは試練である。
人生のありとあらゆる瞬間は,試練だと思って立ち向かっていく。