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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

2軸思考 木部 智之

2020年7月19日更新

『複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考』(木部 智之,

KADOKAWA,2017年12月1日発行)を読了。

  • 問題は,シンプルにしないと解決できない
  • 問題は,書き出すことで解決が速くなる(位置 No. 44)

 問題は,因数分解して,紙に書き出して考える。

本当に頭のいい人というのは,複雑な問題を複雑なまま解くことができる人ではなく,複雑な問題を誰でも解けるくらいの簡単なレベルまで分割できる人なのです。(位置 No. 189)

 問題を簡単なレベルまで分解できる人になる。

動き出す前に情報をシンプルに整理し,可視化することで,結果的にやるべき作業の総量が激減する(位置 No. 203)

手を動かす前に,情報を整理して,可視化する。

 よく,「あの人は重箱の隅ばかりつつくよね」などと言われることがあります。全体のバランスを考えず,些末なことばかりにとらわれていることを揶揄する言葉です。

 では,そのような人たちはなぜ重箱の隅をつついてしまうのでしょう?答えは明らかで,そこが「重箱の隅」であることに気づいていないからです。重箱の全体像がわかっていなければ,自分がつついているところが隅なのか真ん中なのか,把握することができません。(位置 No. 267)

「重箱の隅ばかりをつつくよね」なんて,言われないようにする。

仕事をする上で大切なのは,まず,全体を把握すること。そして,その中から重要度を見極めることです。最初に仕事の全体像を押さえた上で到達すべきゴールを決め,そこから逆算して手段や到達方法を考える。それからようやく「さあ,仕事に着手!」という流れが理想なのです。(位置 No. 278)

まずは,全体を把握することから始める。

私が所属する外資系企業でも,役員が参加する会議では「その状況,簡単な図にできないかな?」「簡単な図で整理するとこうだよね」という会話がよく交わされています。そして優秀な人ほど,アウトプットで出てくる図は極めてシンプルなのです。(位置 No. 393)

極めてシンプルな図が,サラリと描けるようにする。

紙に書き出して頭の中が「見える化」されると,その情報をきっかけに新しいアイデアが浮かびやすくなります。また,見える化されることで論理破綻や考慮のモレに気づきやすくなります。(位置 No. 699)

紙に書き出して考えることを癖にする。

断言しますが,どれだけ頭がいい人でも,図に書けないことは伝えられません。図に書けないということは,その物事の構造を捉えていないということ。すなわち,ロジカルに考えられていないということです。反対に図に書き出しさえすれば,それを見れば論理構造,論理展開がわかるので極端な話,説明を聞かなくても理解することが可能なのです。(位置 No. 1492)

 図に描いて説明する。