2020年6月15日更新
『折れない心をつくる たった1つの習慣』(植西 聡,青春出版社,2011年4月10日発行)を読了。
心が折れやすい人は,ひとつのマイナスの出来事を,大きくとらえすぎてしまう傾向があります。(p. 16)
ひとつのマイナスの出来事だけで,どうにかなるわけではない。
あまり気にしないことだ。
傷つきやすい自分を卒業し,打たれ強い自分になるには,心にプラスのエネルギーを増やし,心を鍛えていくしかないのです。(p. 35)
プラス思考であれば,心は折れない。
心が折れやすい人には,完璧主義者が多いようです。(p. 48)
完璧でなくても,世の中は進んでいく。
現実が理想にほど遠い状態で落ち込んでしまうなら,発想を切り替えて,理想を自分に近いものに変更すればいいのです。(p. 71)
理想に現実を近づけていくだけでなく,理想を現実に引き戻すことも大事なのだ。
学歴がなかったおかげで,人から教えてもらうことに抵抗がなかった。
体が弱かったおかげで,部下を信じるしかなかった。そして,部下ががんばるので,会社が発展した。
家が貧しかったおかげで,わずかなお金が嬉しくて仕事を続けることができた by 松下幸之助(p. 114)
学歴がなく,体が弱く,家が貧しい,それらは,松下幸之助にとって,ハンデではなかった。
心が折れやすい人というのは,想像力が豊かで,マイナスの方向にイメージが膨らんでしまう傾向があります。(p. 165)
マイナス方向のイメージを膨らますのは,精神衛生上よくない。