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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

ウェアラブルは何を変えるのか? 佐々木俊尚

2020年3月28日更新

ウェアラブル*1は何を変えるのか?』(佐々木俊尚著,2013年12月14日発行)を読了。

スマートウォッチなどのウェアラブルの本命は「スマホ情報表示」などではなく,センサーを使った情報のやりとりになると私は考えています。心拍や運動量,体温,血圧といった身体の状態や,気温湿度といった外界の状態をセンサーで取得し,これをクラウドに送信してビッグデータ解析も行うようになるということです。(No. 588)

心拍などの情報を集めることで,何かができるかも。

「因果関係に執着しないのが,ビッグデータの世界だ。重要なのは『理由』ではなく『結論』である。データ同士の間に何らかの相関関係が見つかれば,新たなひらめきが生まれるのだ。相関関係は,正確な『理由』を教えてくれないが,ある現象が見られるという『事実』に気づかされてくれる。基本的にはそれで充分なのだ」(米国のデータサイエンティスト,ビクター・マイヤー=ジョーンベルガー)(No. 1010)

データを紐解いて,新しい何かを発見することに喜びを感じたい。

つまり私たちが「何を求めているのか」という問い合わせを行わなくても,デバイス同士がおたがいに通信し,分析・判断をくだして,私たちに情報を提供してくれるような仕組み。それがアンビエントインテリジェンスなのです。(No. 1301)

生体情報から「何を求めているか」を知ることができれば面白い。
ウェアラブルバイスを活用した熱中症監視は,一つの例か。

つまるところ,最初に与えられる情報をもとにして,さらに一歩踏み込んだ奥深い思考ができる人は全体から見ればごく一部で,残りの人たちはアンビエントインテリジェンスの中で必要な情報を存分に与えられ,空いた時間はソーシャルゲームなどをしながらぼんやり過ごすようになるかもしれません。(No. 1424)

 奥深い思考ができる人を目指す。

(参考)ウェアラブルバイスにおけるセンシング例

総務省 ICT スキル総合習得教材[コース 1]データ収集 1-2 : データ収集技術とウェアラブルバイス[4]ウェアラブルバイスの機器と事例』より。

  • 血流・心拍数
  • 体温
  • 脳波
  • 眼球の運動
  • 位置情報
  • 移動情報
  • 体の動き
  • 筋肉の動き
ウェアラブルは何を変えるのか?

ウェアラブルは何を変えるのか?

 

 

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*1:身につける IoT。腕時計型やメガネ型が代表的。手に持つ必要がないセンシング機器やコントローラーの役割を果たす。