2020年2月25日更新
これからの日本の社会を動かす変革ドライバー「5 つの D」。
1. Depopulation 人口減少
「少子高齢化」,そして「人口減少問題」
2. Decarbonization 脱炭素化
産業革命前からの温度上昇を 2 度未満に抑制するというシナリオを達成するには,低炭素エネルギーの比率を,2050 年までに 2010 年の 3 倍から 4 倍近くに,2100 年にはほぼ 100 %にしなければならない。
3. Decentralization 分散化
従来の大規模系統電源(BER)中心の電力システムに,分散型電源(DER)や蓄電技術(Storage)が大量に普及していくことをいう。
DER の特徴
- 発電過程において,CO2 を発生させない
- 資源が無尽蔵であり,化石燃料のように枯渇の心配がない
- 燃料費がかからないため,限界費用はほぼゼロとみなせる
- 発電量は気象条件等により決まり,人間がコントロールできない
4. Deregulation 自由化
電力システム改革は,送配電ネットワークを共通の流通インフラとして開放し,発電(卸売)及び小売の分野への新規参入を促す。その結果,両分野において,既存事業者,新規参入者による市場競争が起こる。
5. Degitalization デジタル化
IoT の普及によって,顧客の望む成果やサービス提供効果の,より具体的な定量把握が可能となった。
IoT は単なるツールではなく,新しいビジネスを創出したり,産業構造を変えていくインパクトを持ち,「成果を売るビジネスモデル」への変革をもたらす。