2020年1月26日更新
『仕事の見える化』(長尾一洋,中経出版,2009年4月4日発行)を読了。
進むべき方向性が見えていれば自律的,自発的に働くことができる。反対に見えていないとなかなか前向きになれない。そこで未来の見える化が必要になる。(p. 16)
どこに進めばいいかわからなければ,一歩を踏み出すことができない。
優秀な人がくればいいということではなく,未来を共有できる人を採用できるようにしたい。(p. 48)
同じ未来を共有できる人が,パートナである。
そこで,「次回」の行動にそういう仕事が書かれたとき,さらっと疑問を提示してみる。仮に現状のままでいいという結論になっても,思考が深堀されるのでいい。(p. 106)
本当にこのやり方でよいのか,ということを考えるきっかけとなる。
どこの会社でもばらばらに似たような資料をつくっていることがある。提案書,見積書,プレゼン資料などだ。そうしたものは見える化日報に添付で貼っておく。そうすると業種業態別の対応事例集が勝手にできあがっていく。(p. 117)
資料を共有すると,そのときのトレンドも盛り込まれる。
だが,自分の仕事をアピールすることも,できる人になるために必要な能力の 1 つと考えられないだろうか。(p. 179)
自分の仕事をアピールすることができなければ,何をやっているのかわからない人になる。
部門間の衝突を避け,建設的な関係を築くためにも,顧客の見える化は必要となってくる。(p. 221)
自部門を護るための衝突ではなく,顧客満足を高めるための衝突であるべき。