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疑獄 パククネの知られざる大罪

2019年12月2日更新

第18代韓国大統領は,60歳になる女呪術師の完全な操り人形だったーー
  • 2017年2月24日 第 1 刷発光
  • 著者 辺 真一,勝又 壽良,別冊宝島編集部
  • 発行人 蓮見 清一
  • 発行所 株式会社宝島

儒教社会は,「タテ型社会」である。家族や宗教(父系社会で同じ苗字が集団を形成する)が結束する社会である。欧米の市民社会のような,自由・平等・博愛といった普遍的な人権意識によってつながる「ヨコ型社会」ではない。価値観の共有が少ないので意見は対立しやすく,妥協の余地がない硬直化した社会と言える。(p. 99)

私の身の回りにも,「タテ型社会」が存在している。

韓国は,典型的な「大衆迎合主義」の国家である。大衆が政治的な不満を持つと,すぐにデモ行進する。それを野党政治家が全面的に支援する,お決まりのコースになっている。それで問題が解決するのかと言えば,解決しないのだ。また,時間を置いて同じ主旨のデモがはじまる。この繰り返しである。(p. 102)

日本も,「大衆迎合主義」の国家に近づきつつあるのではないか。韓国のような「大衆迎合主義」の国家にはなってはいけない。

同紙*1は,その際にオバマ大統領が語った「戦争の傷は友情に変えられる。過去の敵が同盟になれる」との言葉を伝えながら,「国際社会には永遠なる敵も友もなく,国家利益があるだけ。日本は米国と同盟の強化を再確認し,自衛隊の役割拡大を担う現実主義外交を着々と進めている」として,日米両国が歴史上の不幸を乗り越えながら,未来志向の路線で外交成果を挙げているとの見方を示した。(p. 217)

永遠なる敵も友もない,というのは国際社会に限られたものではないだろう。

未来志向で,自分の周りの人と接していきたい。

「犬のように稼ぎ,大臣のように使え」という古いことわざが韓国にはある。「職業を打算で選ばず,地道に真面目に働き,そこで得たお金は,世の手本となる大臣のように正しく使いなさい」という意味である。大臣どころか,国のトップに立つ大統領が政治を崩壊させ,秘書官が機密情報を流し,謎めいた一族が私腹を肥やす現実を見るとき,このことわざは絶望的なまでの皮肉として国民の目に映ることだろう。(p. 223)

お金を正しく使う,という言葉で,大臣は浮かんでこない。

疑獄 パククネの知られざる大罪

疑獄 パククネの知られざる大罪

 
  • はじめに 半世紀近く続いた朴槿恵(パククネ)の罪
  • 第1章 操り人形と化す大統領
  • 第2章 42 年に及ぶ洗脳の日々
  • 第3章 混乱する青瓦台
  • 第4章 利権に群がる者たち
  • 第5章 偽りの“先進国”大極旗の落日
  • おわりに 繰り返される「大統領の罪」という歴史