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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造

2018年8月13日作成,2020年9月24日更新

講談社+α新書『白鵬のメンタル 人生が 10 倍大きくなる「流れ」の構造』(内藤堅志*1著,2013年12月4日第 1 刷)を読了。

白鵬は,とても優れた感性の持ち主です。性格は素直で,常識を鵜呑みにせず,自分で考える力も持っています。運動センスも,まだ線が細かった頃から抜きん出ていました。

自分で考えることで,稽古などで得たものを確実に自分のものとすることができる。それにより,心技体を高いレベルにしたのではないか。

私は,これまでのトレーナーとしての経験も含め,次の 4 つの項目が彼の「強さ」を支え,成長をもたらした基盤にあると理解しています。

  1. 稽古をし,相撲を研究すること(相撲が大好き)
  2. 探究心を持つこと(相撲道・心技体の追及)
  3. つながりを大事にすること(感謝の気持ち)
  4. 日常生活を大事にすること(相撲がすべてではない)

稽古をするのに加え,2 ~ 4 の項目も白鵬の「強さ」を支え,成長をもたらす基盤。相撲に限らず,どんなことに関しても共通する基盤と思われる。

  1. 本番を想定した稽古をする
  2. 自分の「型」を追求する
  3. 稽古はダラダラと続けず,短時間集中でやる
  4. 稽古場に入ってから出るまでの「流れ」を作る
  5. 相撲の技術や所作を研究する
  6. 稽古をするだけでなく,自己評価を行う

この意識を常日頃の仕事にも適用してみたい。

  1. 性格が素直である
  2. 「自分で考える力」を持っている
  3. 「うまくやれるときの感覚」を自覚している
  4. 自分の武器を知っている
  5. 時間の使い方がうまい
  6. 感覚を言語化している

才能がある人の 6 つのポイント。才能があるな,と思う人には,少なからず上記 6 つのポイントに当てはまっている。

*1:1965年,山梨県生まれ。1991年,東海大学大学院修了。公益財団法人労働科学研究所特別研究員。東海大学体育学部非常勤講師。財団法人日本相撲協会認定相撲健康体操指導者。