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終戦のローレライI

福井晴敏の「終戦のローレライI」(講談社文庫)を読了しました。

終戦のローレライ(1) (講談社文庫)
 

昭和二十年,日本が滅亡に瀕していた夏,崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507,そして特殊兵器・ローレライを主軸として,終戦という歴史の分岐点を描く物語です。第22回吉川英治文学新人賞を受賞した本作は,IからIVまであり,原稿用紙にして2800枚という超大作であります。

終戦のローレライI」では序章,第一章までの内容になっております。主要な登場人物たちが,戦利潜水艦・伊507へ乗り込むところまでが描かれておりますが,終戦間近の日本の混沌とした様子を垣間見ることができます。 何のために戦っているのか,問われたとき何と答えるのか。

あるべき終戦の形とは。物語は始まったばかりです。