東野圭吾著の新参者を読みました。
日本橋で一人の女性が絞殺された事件を追う日本橋署に転勤したばかり(いわゆる新参者)の刑事・加賀恭一郎。事件を追う中でのちょっとした謎を少しずつ解決していきながら真犯人を見つけるというのが大まかなストーリーです。
ちょっとした謎解きもそれぞれ章立てされており,最終章で事件の真相がわかるのですが,章に分かれた話が最後に繋がっていくのは若干爽快でした。事件には関係ないと思われがちなことについても丹念に捜査していく加賀恭一郎の真骨頂ここにあり,というところでしょうか。
- 第一章 煎餅屋の娘
- 第二章 料亭の小僧
- 第三章 瀬戸物屋の嫁
- 第四章 時計屋の犬
- 第五章 洋菓子屋の店員
- 第六章 翻訳家の友
- 第七章 清掃屋の社長
- 第八章 民芸品屋の客
- 第九章 日本橋の刑事