ダイヤモンド社より出版されている西内啓著「統計学が最強の学問である」を読みました。ビッグデータ,データマイニングなどの言葉が流行っていたり,Googleのチーフ・エコノミストであるハル・ヴァリアン博士が2009年1月に,
I keep saying the sexy job in the next ten years will be statisticians.
私はこれからの10年で最もセクシーな職業は統計家だろうって言い続けているんだ。
と語っているなど,統計学への興味がかつてないほどに湧き上がってきたからです。また,学生時代も若干,統計学をかじっていましたが,それを仕事に生かすことなく数年間を過ごしていたので,それを挽回する意味でも統計学の素晴らしさを再発見しようというのが本書を手にした最大の動機です。
本書の中で,統計学が最強の武器である理由を,
どんな分野の議論においても,データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができる
と答えられています。私の日常の中でも,仕事における選択,投資対象の選択,Webページのアクセス数アップなど様々な場面で統計学は生かされそうです。
筆者が言うように,統計リテラシーを身に付けることで,経験と勘だけの不毛な議論を終わらせ,よりよい選択をしていくようにしたいと思います。
ただし,この著書は統計学を学ぶ動機づけには役立ちますが,統計学を理解することはできません。そこで私は下記の本も購入しております。下記の本では,
に関する内容が記載されております。具体例も記載されているので,イメージしやすいですし,数式についてもしっかり記載されているので,応用もしやすいかと思われます。