Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

電力系統進化論

『電力系統進化論』(山口 博,次世代系統懇話会,日本電気協会新聞部,2023年10月31日)を読了。 電力系統は生物のように成長し続ける。これは,学生時代に教わった電力系統の特徴の一つである。(p. 3,横山明彦) 電力系統は生物のように成長し続ける,こ…

図解 目標管理入門 マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100 のツボ

『図解 目標管理入門 マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100 のツボ』(坪谷邦生,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2023年4月1日)を読了。 まず目的とは「成し遂げようと目指している事柄」です。そして目標は「目的を達成…

第4の波 大前流「21 世紀型経済理論」

『第4の波 大前流「21 世紀型経済理論」』(大前研一,小学館,2023年2月28日)を読了。 日本はこんな状況で,労働生産性が上がっていないのに,人為的に「あなたの会社で給料を 3 % 上げてくれたら,税金をまけてやる」というのは,国家による犯罪だと私は…

技術者のためのテクニカルライティング入門講座

『技術者のためのテクニカルライティング入門講座』(高橋 慈子,翔泳社,2018年11月19日)を読了。 読み手はどのような人で,どのような行動をして欲しいのかを明確にして文章を書くこと。これは「伝わる」文章を書くための最も大切なポイントです。(位置 …

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り

『神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り』(星 渉,KADOKAWA,2019年7月19日)を読了。 誰かに否定されると,負の強い感情が伴うため,記憶に残りやすくなると言われています。記憶に残るということは,あなたの印象がいつまでも相手に残り続けると…

図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法

『図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法』(福地健太郎,園山隆輔,翔泳社,2019年2月6日)を読了。 文章を書きだす前に,書き上がった文章を誰がよむのか,その読み手は内容についてどれくらいの知識…

コンサル一年目が学ぶこと

『コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2014年7月29日)を読了。 結論から話す方法論としては,PREP 法というものがあります。まずこの原則を理解しましょう。PREP とは,次の用語の頭文字を並べたものです。(位置 No…

模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる

『模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる』(井上達彦,日経 BP 社,2012年3月12日)を読了。 次第にわかってきたことは,スターバックスは,単にコーヒーを提供しているわけではないということだ。スターバックスの店には,独特の魅力があり,それが…

改訂版 データ分析のできない社員はいらない

『改訂版 データ分析のできない社員はいらない』(平井明夫,クロスメディア・パブリッシング,令和5年1月1日)を読了。 筆者は,IT 業界のコンサルタントとして長年にわたり,「ビジネス・インテリジェンス」と呼ばれるデータ分析システムの導入に携わって…

シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略

『シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略』(レイチェル・ボッツマン/ルー・ロジャース,NHK 出版,2010年12月20日)を読了。 ニューヨーク・タイムズ紙の社説でトーマス・フリードマンが述べたように,「2008年,我々は限界に達した――母なる自然と…

集中できないのは,部屋のせい 東大卒「収納コンサルタント」が開発!科学的片づけメソッド37

『集中できないのは,部屋のせい 東大卒「収納コンサルタント」が開発!科学的片づけメソッド37』(米田まりな,PHP 研究所,2020年12月10日)を読了。 自宅は 365 日 24 時間営業,利用無料で,飲食自由,空調完備,移動時間 0 分と,自宅での集中力を自…

ジャック・マーの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実

『ジャック・マーの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(スク・リー,ボブ・ソン,文響社,2023年1月18日)を読了。 ゾウがすべてのアリを踏みつぶすのは難しい。アリのほうがそんなことをさせないだろう。アリはあちこち逃げまわるはずだ。それをす…

今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の 1 日」を作り出す

『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の 1 日」を作り出す』(樺沢紫苑,KADOKAWA,2021年7月8日)を読了。 インプットとアウトプットの黄金比は,3 対 7 インプット,アウトプット,フィードバックの上昇ス…

NEO ECONOMY 世界の知性が挑む経済の謎

『NEO ECONOMY 世界の知性が挑む経済の謎』(日本経済新聞社,日経 BP,2020年5月21日)を読了。 「経済・政治哲学の分野についていうと,25 歳や 30 歳になってから新しい理論の影響を受ける人は多くない。官僚や政治家,さらに扇動家でさえ,目の前の出来…

人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門

『人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門』(中土井 僚,PHP 研究所,2014年2月3日)を読了。 U 理論が何かを端的に表現するとすれば,それは,「何か(What)」でも「やり方(How)」でもない領域である「誰(Who)」を転換することで,過去の延長線上…

マッキンゼーが予測する未来 ―― 近未来のビジネスは,4 つの力に支配されている

『マッキンゼーが予測する未来 ―― 近未来のビジネスは,4 つの力に支配されている』(リチャード・ドッブス,ジェームズ・マニーカ,ジョナサン・ウーツェル,ダイヤモンド社,2017年1月26日)を読了。 技術革新のスピードだけでなく,それが社会に普及して…

企業の天才! 江副浩正 8 兆円企業リクルートをつくった男

『企業の天才! 江副浩正 8 兆円企業リクルートをつくった男』(大西康之,東洋経済新報社,2021年2月11日)を読了。 リクルートは「ファクトとロジック」「財務諸表と経営戦略」の会社になりました。人の情緒に訴える「カリスマ経営」の対極に位置する,日…

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』(星 渉,KADOKAWA,2018年7月6日)を読了。 なぜ「心が強い人」の人生は「思い通り」なのか? それは,心が強い人は「今の自己評価」ではなく,目標達成した「未来の自己評価」で生きているからです。つまり…

2024年2月「Masassiah Web Site」人気ページランキング

2024年2月1日~29日における「Masassiah Web Site」のクリック数,表示回数,人気ページランキングを掲載する。 このランキングでは,Google Search Console で取得したデータを用いて,クリック数が多いページ(すなわち Google からの流入が多いページ)を…

孫子の兵法

『孫子の兵法』(守屋 洋,三笠書房,1984年10月16日)を読了。 「勝算がなければ戦わない」(謀攻篇)というのが『孫子』の基本認識である。自国の戦力,彼我の優劣を検討するのは,みな勝算のあるなしを明らかにするためである。それは可能であり,しかも…

経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 # シン FIRE 論

『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 # シン FIRE 論』(穂高 唯希,KADOKAWA,2023年2月25日)を読了。 私がブログ*1開設から一貫して掲げてきた「経済的自由を得て,自由で主体的な人生を描く」という生き方は,まさしく FIRE に通じるものがあり…

人を動かす原則

『人を動かす原則』(レス・ギブリン,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2017年12月25日)を読了。 人々が仲よくやっていけるのは,お互いの自尊心が高いレベルにあるときである。自尊心が高い人は明るくて心が広く,他人の考え方にすすんで耳を傾ける。自…

働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門 電子版

『働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門 電子版』(池上彰 監修,学研プラス,2022年3月)を読了。 これまでの経済学では人間を「ホモ・エコノミクス(経済人)」と定義してきました。人間はつねに合理的かつ利己的,自制的に判断して行動…

デジタル資本主義

『デジタル資本主義』(此本 臣吾 監修,森 健・日戸 浩之 著,東洋経済新報社,2018年5月3日)を読了。 トマ・ピケティは『21 世紀の資本』のなかで,長期的にみれば資本収益率が経済成長率よりも高く,この大小関係によって資本を持つ人はより豊かになり,…

システム開発・刷新のための データモデル大全

『システム開発・刷新のための データモデル大全』(渡辺幸三*1,日本実業出版社,2020年9月20日)を読了。 論理フィールドの値を DB 上で物理的に保持しておく必要はありません。なぜなら,それらの値は物理的に記録されているデータを組み合わせることで,…

脱常識の儲かる仕組み チェンジ・ザ・ルール!

『脱常識の儲かる仕組み チェンジ・ザ・ルール!』(岸良裕司,Goldratt Japan,2023年12月発行)を読了。 みんなが一生懸命働くことが必ずしも全体最適ではないということだ。一方で,ボトルネックに集中すること,すなわち全体のたった一点に集中すること…

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』(千葉雅也,文藝春秋,2020年3月20日)を読了。 言葉それ自体は,現実から分離している。 言葉それ自体は,現実的に何をするかに関係ない「他の」世界に属している。(位置 No. 321) 言葉と現実は違うことを…

経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

『経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~』(宮台真司,野田智義,光文社,2022年2月22日)を読了。 グローバル化は,とりわけ先進諸国の内部において,新たな構造的問題を生み出しています。そこで起きているのは,資本移動による…

逃亡刑事

久し振りに小説を手に取る。手にしたのは,ハードボイルドな女性刑事の活躍(逃亡)を描いた『逃亡刑事』(中山七里,PHP 研究所,2017年11月20日)。 どんなに疲弊し,どれだけ腐敗した組織にも最低限のモラルがある。職業人としての矜持と言ってもいい。司…

なぜ,嫌われ者だけが出世するのか?

出世したいわけでも,嫌われ者になりたいわけではないが,『なぜ,嫌われ者だけが出世するのか?』(齊藤勇,プレシデント社,2015年5月29日)を読んでみた。 人事評価で上司を味方につけるのに一番大事なことは,仕事のプロセスをきちっと見せることなんで…