Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

日本の大問題が面白いほど解ける本

役人を語るときには入省年次が重要で,これに注目する必要があります。いわゆるキャリアにとっては,どの省庁に何年に入ったかが役人人生のすべての土台になります。(p. 97)

大企業でも入社年次は注目される対象。

俗にいう「クロヨン」(964。サラリーマンは所得の9割を捕捉されているが,商店は6割,農業は4割しか捕捉されていないことを指す)は実感として本当でした。(p. 165)

所得に対する税よりも,何人にも平等な消費税は,優れた仕組みに思えてくる。

Luncheon Voucher といえば昼食券のことです。つまり,教育や介護などに使途を限定して補助金のように個人に配り,それぞれのニーズに合ったところで使ってもらおうというものです。教育の分野ではミルトン・フリードマンが著書の中で提唱したことで注目されました。(p. 175)

使途を明確にした必要最小限の補助を考える。

 

仕事の8割は人に任せなさい!

その場しのぎのドタバタ仕事では,

  1. 時間・労力・精神的負担など目に見えるムダ
  2. 可能性を奪うムダ
  3. ムダを取り戻すために生まれるムダ
何重ものムダを発生させてしまうのです。(pp. 25-26)

負のスパイラルに突入する前に,ムダを無くしていく。

パレートの法則

売上げの8割は上位2割の営業マンが占めている

売上げの8割は2割の優良顧客が占めている(p. 27)

会社の売上げの8割を占める上位2割の人になることを目指していく。

中途半端な「10回のイエス」よりも,毅然とした態度の「1回のノー」があなたの価値を決める。(p. 36)

「ノー」と言うべき時には,毅然とした態度で「ノー」を言う。

「任せること」から生まれる8つの意外なメリット(pp. 48-52)

  1. 他の重要な仕事を行う時間が生まれる
  2. コストの削減につながる
  3. 仕事上のミスが減る
  4. 部下が育つ
  5. 信頼関係ができる
  6. トップとしての振る舞いを理解できる
  7. 自分を客観的に見ることができる
  8. ストレスから解放される

自分で抱え込んでいては得ることができないメリットがある。

時間と労力のロスだけでなく,「人の頭を借りる発想」ができないことで,人づきあいのロスも生まれるのです。(p. 112)

人の教えを乞うのは,決して恥ずべきことではなく,積極的に行うべし。

日本のビジネス社会を牛耳っているのは,オヤジ世代から上のおじいさん世代です。彼らを味方にし,思い通りの仕事をするためには,スジを通すこと。(p. 169)

スジを通しながら,自分の思い通りに進めていく。

完璧主義は成功を阻害する毒になる。(p. 202)

完璧なものを作っている間に,成功のチャンスを逃してしまう。

また,関わる人が多い仕事から先に片づけることも必要です。(p. 217)

自分だけでできることは後回しにする。

仕事の8割は人に任せなさい!  (青春新書プレイブックス)

仕事の8割は人に任せなさい! (青春新書プレイブックス)

 

 

経済ってそういうことだったのか会議

応能負担・・・能力に応じて払う(ex. 所得税

応益負担・・・便益を受けに人が払う(ex. 消費税)(p. 88)

能力の高いだけで,払わされるのはどうか。便益を受けた人が払う消費税が平等に近いと個人的には思う。

一方に対しては,いくら働いても税金をとられるということでやる気をなくさせる。もう一方に対しては,そんなに働かなくても食べていけるということで,やる気をなくさせる。(p. 93)

弱者に対して甘やかすだけが,政治ではない。

子供を何人産むかとかって人間の一番根源的な点に国家が介入しちゃいけない。(p. 111)

産みたくても産めないという状況だけを何とかする。

日本にもできる人間はいる,ただ日本ではできない。(p. 131)

みんな平等ではなく,できる人を伸ばしていく教育を目指したい。

アメリカで経済を語る時,人間を欲望の塊として想定する(p. 140)

“強欲”⇒本来人間はファジー

リスクをとらないとリターンは上がらない。それが成熟したマーケットだ(p. 290)

成熟したマーケットにおいてはリスクをとらなければリターンは得られない。逆に未成熟のマーケットであれば,リスクをとらずともリターンは得られるのか。

大きな会社じゃない社長でも大企業の部長と比べたら全然世の中を見ている。(p. 296)

会社を背負っているからこそ,世の中を真剣に見ようとする。

不況なんて気にするな。不況があるからこそ悪い企業は潰れていき,よい企業だけが残るんだ。だから資本主義は進歩するんだ(シュンペーター)(p. 330)

不況は一種の「ふるい」と思えばいい。

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
 

 

会社の電気はいちいち消すな

最善策は,安価な外注企業を使うのではなく,内部の社員を活用することだ(p. 27)

自前でやるのが一番安価。

まだ,これだけ IT によってホワイトカラーの仕事が効率化しているのに,どれだけオフィスの人員が減っているというのだろう。(p. 34)

余計な(儲からない)仕事が増えているようでは,本末転倒。

利益向上のために「カイゼン」「効率化」をすすめる書籍群や人に決定的に欠如しているのは,そのカイゼンによって,どのように利益が向上していくのかという根源的な問いにほかならない。(p. 33)

カイゼン」「効率化」が目的ではなく,利益が真の目的。

先日,「この商品を受注してしまうと,基準粗利に達しないので受注できません」という人をみかけた。それに対する私のコメントは,「でも,その仕事を受注しなくても,固定費分の人員はどうせやることがないんでしょ?」だった。(pp. 51-52)

固定費分の人員を遊ばせないために,利益を度外視でも受注することはありうる。

これから求められるのは「前年比」でもなく「予算比」でもなく,その一つひとつのコストの絶対額を見直していくことだ。(p. 70)

前年や予算にとらわれず,コストを低減していく。

会社ぐるみで節約・コスト削減を進めるとき,社員の善意に期待してはいけない。(p. 85)

意識しなくても,コスト削減をできるような仕組みをつくる。

  • 人は愉しいこと,自分の利益になることしか進んでやろうとしない
  • 人間は,ルールやシステムがないと,高い倫理観を持ち続けられない
  • 人間は,強制的にやらされることしか達成できない(p. 88)

この三つのことは意識して,仕組みづくりをする。

社員の仕事を強制的に 2 ~ 3 年ごとに変化させることで,常に業務をマニュアル化し,引継ぎしやすくすることを意識させる。(p. 124)

定期的な異動があるのは,このためなのか。

科学者たちは神が創造したとされる世界の成り立ちに理論的な解説を加えることに身を賭してきた。神のみに運命を委ねることは,宿命論を信じる原理主義者のように,ときにあやうい。(p. 137)

利益を意識しておかなければ,神頼みになっているということ。

  1. 安くて良いものを選定する
  2. 安く提供してくれる取引先を探す
  3. より安くできないか交渉してみる(p. 148)

単に「安い」だけなら,簡単。「安くて良いもの」というのは,「安い」と「良い」の二次元で考えなければならない。

あなたの企業は,どこまで対外支出に対して厳格だろうか。徹底的に費用を抑えようとしている企業が,1 ミリの差異にまで注力していることは忘れないほうがいい。(p. 168)

会社のお金を自分のお金だと考えれば,費用を抑えようという気になる。

LCC(ライフサイクル・コスト)という指標がある。これは,商品を買うときだけではなく,それを運用・修理・保守・廃棄するまでのトータル・コストを計算することで,各商品を比較・検討しようという試みである。(p. 168)

LCCの考え方はわかる。トータルコストを計算するというのは,ハードルが一段高い。

最終製品の需要落ち込みに伴い国内の労働力が余るなか,外部に委託していた業務をできるだけ国内・自社に取り込み,売上から固定費の回収を進めようとする動きはもっと注目されるべきだ。(p. 174)

労働力は遊ばせておかない。

ダイエットに成功した人たちは,食べることの快楽よりも,痩せることで思い通りに人生をコントロールできることの快楽を喧伝してまわる。(p. 188)

痩せることのメリットは何かを明らかにしておく。

 

信長の血脈

長幼の序は寺の鐘のように重い(p. 56)

信長の生年月日も,この理によって書き換えられたか。

心はかたちを求め,かたちは心をすすむる(p. 62)

信長に教えられたこと。「この禅の心こそ人を動かす極意」

その血や情のしがらみ一切を棄て去るという果断な信長の性格を形成したのが,母の愛を知らぬ幼い頃の吉法師の悲しみの結果だということ。(p. 95)

血や情のしがらみを棄て去るには,愛を知らないことが条件。

中世までの女は,仏教の教えでは罪障深く,成仏できない存在だった。戦国時代には男に運命をもてあそばれるだけの人質の存在にすぎなかった。それがどうだ。

今は男と対等に,いやそれ以上に,このように渡り合い,性の享楽を恣にしている。(p. 214)

茶々とて例外ではないはず。男の運命をもてあそぼうとしたか。

この戦いで命を失う者については,たとえ死ぬとも三日以内によみがえり無上の楽を受くるべし。

それは人類愛を自我するキリスト教の教えから逸脱した,殺人と狂信集団の首魁の言葉でしかない。(pp. 365-366)

狂信集団をさらなる狂気へ導く言葉。

まして,騒乱の戦国では,この脇役あってこその英雄という事例は,あまた潜んでいる。それが歴史の「ほろ苦さ」であり,「隠し味」であり,また歴史小説の醍醐味であろう。(p. 376)

別の長編小説で素通りしていた脇役にスポットライトを当てた作品。

信長の血脈 (文春文庫)

信長の血脈 (文春文庫)

 

 

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ,宇宙の謎に迫る

量子力学の著名な研究者の中には,「量子力学がわかっているなんて奴に会ったら,そいつは嘘をついている」というジョークを口にした人もいるほどです。(p. 171)

量子力学がわかっている」なんて口が裂けても言わないようにしよう。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

 

 

呆韓論

朝鮮半島には「従兄が土地を買えば腹が痛くなる」という諺がある。他人の不幸は蜜の味だし,他人の栄誉は憎悪と嫉妬の対象だ。(p. 20)

「他人の不幸は蜜の味」は,非常に思い当たる。気をつけよう。

歴史を知らない民族に未来はない(p. 97)

歴史を知ろう。

韓国には「蛙がオタマジャクシの頃を覚えているか」という諺がある。都合の悪いことはすぐに忘れる。それは一個人に限らない。国家的失念と国民的忘却を得意とする国なのだ。(p. 103)

個人が都合の悪いことを忘れるのは致し方ない面もあると思うが,国家がそれをするのはいかがなものか。

日本でも日教組教育の呪縛から抜け出せない人々は「左翼=良識派」と思い込んでいるようですが。(p. 122)

良識派とは,一体何か。

「韓国人は本来,世界で最も優れた民族だ」

「私たちは優れた“創造 DNA”を持った民族です。……私はその創意の力と情熱を生かして,第 2 の漢江の奇跡を必ず実現する」

韓国人が世界で最も優れた民族と思う背景は何か。

呆韓論 (産経セレクト)

呆韓論 (産経セレクト)